調査概要・目次
調査テーマ
『HVAC機器・関連ビジネス市場の全容 2023』
~機器市場からエンジニアリング市場、保守・メンテナンス市場まで国内空調・熱源市場の全容を徹底解明~
調査ポイント
1)機器市場からエンジニアリング市場、保守・メンテナンス市場までを整理・分析
2)巨大なストック市場の分析、熱源競合状況や変化を把握
3)脱炭素、快適性などの新規トレンド、サービス提供形態の多様化・セット化の状況を分析
調査対象
I.総括編
空調・熱源市場の構造実態とバリューチェーン、
空調・熱源方式別機器市場と採用傾向の詳細(熱源・二次側/中央方式・個別方式)、
空調・熱源別×需要分野別採用状況とトレンド分析、需要分野別×規模別×熱源機器別採用傾向、
ビジネス別市場分析、機器メーカーの新製品開発動向、業態別ビジネス動向と事業戦略のまとめ、
提供形態の多様化・セット化への取り組み、省エネ・脱炭素・省人化・快適性向上への取り組み状況、
HVAC市場に関する政策・規制・補助事業
II.機器市場編(16品目)
<熱源機器市場>
チリングユニット、ターボ冷凍機、コンデンシングユニット、吸収式冷凍機、
パッケージエアコン、ビル用マルチエアコン、ガスエンジンヒートポンプエアコン、
ボイラ(蒸気/温水)、冷却塔
<二次側機器市場>
エアハンドリングユニット、ファンコイルユニット、VAV/CAVユニット、冷凍・冷蔵ショーケース、
外気処理ユニット、全熱交換器、個別空調向け室内機
III.業態別市場分析編(8品目)
空調系サブコン、電気系サブコン、計装会社、ゼネコン、メンテナンス会社、エレベータ保守会社、
ガス会社、エネルギーサービス会社
IV.需要分野編(10品目)
事務所・オフィスビル、文教施設、医療・診療所、店舗・商業施設、宿泊施設、データセンター、
産業施設、倉庫、住宅(全館空調)、地域熱供給
市場範疇
数値は年次ベース(1月~12月)とする。
調査方法
弊社専門調査員による対象先(参入企業、関連企業など)に対する直接面接取材を基本に、一部電話ヒアリングを実施した。特に出典の記載のない場合は、富士経済調べの数値である。
調査期間
2022年8月~2022年11月
調査担当
株式会社富士経済 エネルギーシステム事業部
その他注記
●一部品目については、必要に応じて対象領域やデータの見直しを加えている(各品目市場定義の項に対象領域を明記)。
●市場規模の算出において「販売」は、メーカー出荷分を指す。
●「業態別市場分析編」で算出した市場規模については、元請の金額を基本としているが、一部下請受注分が含まれるため、限定的に重複が発生している。
●シェアおよび前年比などの算出に際しては、小数点以下4位の位において四捨五入による計算を行っている。
従って、各項目のシェア合計値が100%を超過する場合、満たない場合があるが、合計値は100%と表記する。
●市場規模の表記において市場のないものは「―」と記した。
●熱源機器、二次側機器の容量については「kW」をベースとしているが、「エアハンドリングユニット」「VAV/CAVユニット」「外気処理ユニット」「全熱交換器」については、機器能力である「m3/h」を便宜的に容量と表現している。
●容量の単位換算は以下を用いた。

1USRT=3.52kW、1t/h=626.94kW、1冷却トン(冷却塔)=4.535kW、1馬力=1HP=2.8kW※
※コンデンシングユニット、冷凍・冷蔵ショーケース(内蔵型)では、1馬力=1HP=0.75kW

●需要分野編ではフロー市場、ストック市場共に「事業所数」ではなく、「建物棟数」を基準とした。延床面積も「建物棟数」をベースとした。
●需要分野編の市場規模推計方法は以下の通りである。

<事務所・オフィスビル>
フロー市場は国土交通省「建築着工統計」の使途「事務所」をベースに将来予測を行った。
ストック市場は国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の「事務所」を民間事務所のベースとし、総務省「公共施設状況調査」および財務省「国有財産レポート」により国・地方公共団体の「庁舎」を加えて推計した。
国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の200m2未満の延床面積は、200m2未満の棟数に一律150m2を乗じることで推計した。

<文教施設>
フロー市場は国土交通省「建築着工統計」の使途「学校の校舎」をベースに将来予測を行った。
ストック市場は文部科学省「学校基本調査」における小学校、中学校、高等学校、大学の数を対象とし、校舎・屋内体育館・寄宿舎の合計施設数(仮設および間借り校舎は含まない)を推計した。

<医療・診療所>
フロー市場は国土交通省「建築着工統計」の使途「病院・診療所」をベースに将来予測を行った。
ストック市場は厚生労働省「医療施設動態調査」における病院、診療所、歯科診療所を対象としたが、ビルにテナントとして入居している診療所などは除いた。

<店舗・商業施設>
フロー市場は国土交通省「建築着工統計」の使途「店舗」をベースに将来予測を行った。
ストック市場は国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の「店舗」をベースとした。
国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の200m2未満の延床面積は、200m2未満の棟数に一律150m2を乗じることで推計した。

<宿泊施設>
フロー市場は国土交通省「建築着工統計」の使途「宿泊業用」をベースに将来予測を行った。
ストック市場は国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の「ホテル・旅館」をベースに将来予測を行った。

<データセンター>
フロー市場およびストック市場共に、推計・将来予測を行った。

<産業施設>
フロー市場は国土交通省「建築着工統計」の使途「工場及び作業場」をベースに将来予測を行った。
ストック市場は国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の「工場敷地内の建物」をベースとした。

<倉庫>
フロー市場は国土交通省「建築着工統計」の使途「倉庫」をベースに将来予測を行った。
ストック市場は国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の「倉庫」をベースとした。
国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の200m2未満の延床面積は、200m2未満の棟数に一律150m2を乗じることで推計した。

<住宅(全館空調)>
フロー市場およびストック市場共に、国土交通省「建築着工統計」の使途「住宅」ならびに、ハウスメーカーの全館空調システムを採用する住宅の出荷棟数をベースに推計・将来予測を行った。

<地域熱供給>
フロー市場およびストック市場共に、推計・将来予測を行った。

●本市場調査資料における主な略称は以下である。
正式名称略称表記
チリングユニットチラー
中央熱源方式中央方式
個別空調方式個別方式
パッケージエアコン(Packaged Air Conditioner)PAC
ビル用マルチエアコン(Variable Refrigerant Flow systems)VRF
ガスエンジンヒートポンプエアコン(Gas engine driven Heat Pump)GHP
吸収式冷凍機・吸収式冷温水機吸収式冷凍機
ボイラ(蒸気/温水)ボイラ
エアハンドリングユニット(Air Handling Unit)AHU
ファンコイルユニット(Fan Coil Unit)FCU
Variable Air Volume system /Constant Air Volume systemユニットVAV/CAVユニット
冷凍・冷蔵ショーケースショーケース
ビルディングオートメーションシステム(Building Automation System)BAS
電気モーターヒートポンプ・電気式ヒートポンプ(Electric Heat Pump)EHP
ヒートポンプ式チラーHPチラー
総合スーパー(General Merchandise Store)GMS
コンビニエンスストア(Convenience Store)CVS
ハイドロクロロフルオロカーボン(Hydrochlorofluorocarbon)HCFC
ハイドロフルオロカーボン(Hydrofluorocarbon)HFC
ハイドロフルオロオレフィン(Hydrofluoroolefin)HFO
エネルギーマネジメントシステム/サービス(Energy Management System)EMS
事業継続計画(Business Continuity Plan)BCP
エネルギーサービスプロバイダー(Energy Service Provider)ESP
Energy Service CompanyESCO
Electronic CommerceEC
紫外線UV
室内空気質(Indoor Air Quality)IAQ
コージェネレーションシステム(Co-Generation System)CGS
 
 
 
目   次
 
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Ⅰ.総括編.
.
....
1.空調・熱源市場の構造実態とバリューチェーン.
.
3
....
2.空調・熱源方式別機器市場と採用傾向の詳細(熱源・二次側/中央方式・個別方式).
.
6
....
3.空調・熱源別×需要分野別採用状況とトレンド分析.
.
12
....
4.需要分野別×規模別×熱源機器別採用傾向.
.
16
....
5.ビジネス別市場分析.
.
20
....
6.機器メーカーの新製品開発動向.
.
22
....
7.業態別ビジネス動向と事業戦略のまとめ.
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25
....
8.提供形態の多様化・セット化への取り組み.
.
27
....
9.省エネ・脱炭素・省人化・快適性向上への取り組み状況.
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30
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10.HVAC市場に関する政策・規制・補助事業.
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34
 
 
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Ⅱ.機器市場編.
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<熱源機器市場>.
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1.チリングユニット.
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41
......
2.ターボ冷凍機 .
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49
......
3.コンデンシングユニット.
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56
......
4.吸収式冷凍機.
.
64
......
5.パッケージエアコン.
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71
......
6.ビル用マルチエアコン.
.
80
......
7.ガスエンジンヒートポンプエアコン.
.
89
......
8.ボイラ(蒸気/温水).
.
96
......
9.冷却塔.
.
105
 
....
<二次側機器市場>.
.
......
1.エアハンドリングユニット.
.
115
......
2.ファンコイルユニット .
.
122
......
3.VAV/CAVユニット.
.
127
......
4.冷凍・冷蔵ショーケース.
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132
......
5.外気処理ユニット.
.
138
......
6.全熱交換器.
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143
......
7.個別空調向け室内機.
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149
 
 
..
Ⅲ.業態別市場分析編.
.
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1.空調系サブコン.
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157
....
2.電気系サブコン.
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161
....
3.計装会社.
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165
....
4.ゼネコン.
.
170
....
5.メンテナンス会社.
.
175
....
6.エレベータ保守会社.
.
180
....
7.ガス会社.
.
185
....
8.エネルギーサービス会社.
.
189
 
 
..
Ⅳ.需要分野編.
.
....
1.事務所・オフィスビル.
.
195
....
2.文教施設.
.
203
....
3.医療・診療所.
.
211
....
4.店舗・商業施設.
.
219
....
5.宿泊施設.
.
227
....
6.データセンター.
.
235
....
7.産業施設.
.
243
....
8.倉庫.
.
251
....
9.住宅(全館空調).
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259
....
10.地域熱供給.
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264