『化粧品マーケティング要覧 2022 No.1』
・化粧品市場を構成する主要品目に関して、基礎情報を調査・分析することにより、化粧品市場全体及び主要品目について概観することを目的とする。
A.スキンケア
Ⅰ.カテゴリー別市場特性
1.市場沿革
2.市場規模推移(2012~2024年<2022年(見込)、2023~2024年(予測)>)
3.品目別市場ポジショニング
4.品目別市場伸長率推移
5.メーカーシェア
6.ブランドシェア
7.マーケティングセグメンテーション市場(カウンセリング/セルフ)
8.価格帯別動向
9.チャネル別動向
10.注目コンセプト動向
11.今後の方向性
Ⅱ.品目別市場特性
1.市場定義・ポジショニング
2.市場規模推移(2012~2024年<2022年(見込)、2023~2024年(予測)>)
3.メーカーシェア
4.ブランドシェア
5.マーケティングセグメンテーション市場(カウンセリング/セルフ)
6.種類別マーケット動向
7.価格帯別動向
8.チャネル別動向
9.注目コンセプト動向
10.ニューノーマル・アフターコロナを見据えた取り組み
11.今後の方向性
12.主要商品リスト
B.フレグランス
Ⅰ.カテゴリー別市場特性
1.市場沿革
2.市場規模推移(2012~2024年<2022年(見込)、2023~2024年(予測)>)
3.品目別市場ポジショニング
4.品目別市場伸長率推移
5.メーカーシェア
6.ブランドシェア
7.香調別マーケット動向
8.価格帯別動向
9.チャネル別動向
10.セルフ市場動向
11.注目コンセプト動向
12.今後の方向性
Ⅱ.品目別市場特性
1.市場定義・ポジショニング
2.市場規模推移(2012~2024年<2022年(見込)、2023~2024年(予測)>)
3.メーカーシェア
4.ブランドシェア
5.種類別マーケット動向
6.価格帯別動向
7.チャネル別動向
8.セルフ市場動向
9.注目コンセプト動向
10.ニューノーマル・アフターコロナを見据えた取り組み
11.今後の方向性
12.主要商品リスト
No.1 全12品目 スキンケア フレグランス
No.2 全14品目 ヘアケア・ヘアメイク メンズコスメティックス
No.3 全16品目 メイクアップ ボディケア
・弊社専門調査員による対象企業及び関連企業・団体などへの面接取材による情報収集を行った。
・販売金額などは、有価証券報告書などの提出のある企業はそれに準拠し、その他の企業については弊社専門調査員による推定値。また特に断りのない限り、発売元出荷金額として提示した。
・なお、マーケットスケールは経済産業省「生産動態統計」及び財務省「貿易統計」をベースに、弊社専門調査員による主要化粧品企業280社の集計・分析により算出した。
・各カテゴリーの数値は年次(1~12月)ベースとした。
・構成比やシェアの算出に際しては、小数点第二位以下の四捨五入による計算上、合計値が100%とならない場合があるが、合計値は100%と表記している。
2022年1月~2022年3月
株式会社富士経済 コスメティックスビジネスユニット
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<化粧品対象領域> |
①薬機法では人体又は動物に対して使用されるものを医薬品、医薬部外品、化粧品、医療用具に分類し、その品質、有効性、安全性の確保のために規制を定めているが、本稿ではこのうち医薬部外品と化粧品(一部雑貨類)を対象とした。 ②「化粧品マーケティング要覧No.1~No.3、総括編」では業務用エステティックサロン向け化粧品、ベビースキンケアなどのトイレタリー製品の一部も化粧品対象の領域に含めた。 |
カテゴリー | 定義 | 品目 | 品目定義 | 種類 |
スキンケア |
①顔を対象として皮膚の洗浄、整肌、保護を目的とする化粧料 ②首・デコルテについても対象とした ③男性用については対象外とした (メンズコスメティックスとしてNo.2に掲載) |
洗顔料 | ・皮膚表面の洗浄を目的とし、石鹸の持つ洗浄力に加え皮膚の保護機能、毛穴の汚れを除去する効果を併せ持つ顔用の洗浄料 | フォーム 固形石鹸 プレフォーム パウダー その他 |
クレンジング | ・油性のメイクアップ化粧料を落とすことを主目的とした化粧料 ・洗顔機能を併せ持つ2in1タイプも包括 ・マッサージ機能とクレンジング効果を備えたコールドクリームはクレンジングに分類した | クリーム ジェル フォーム オイル ウォーター シート バーム その他 |
モイスチャー | ・半固形状(クリーム状)で皮膚へ油分や水分を与える化粧料 ・ジェルタイプ、オイルタイプの商品も対象とするが、ジェルタイプの美容液(エッセンス)については美容液に含めた ・化粧水・乳液の剤型であってもオールインワン(2in1など)タイプの商品はオールインワンの対象とする | クリーム ジェル オイル オールインワン マッサージ その他 |
スポットケア | ・目、口、首といった部分使用の保湿化粧料 ・シミ、ソバカスに直接塗布するホワイトニング訴求の部分使用化粧料 ・Tゾーン用や毛穴用、アクネ用の部分使用化粧料も対象とした ・但し、シートタイプの部分用についてはパックに包括し、対象外とした | アイケア (化粧品類/医薬部外品) その他 |
化粧水 | ・一般的に無色に近い透明の液体、洗顔後肌に水分を補給することを目的に使用する化粧料 ・保湿や肌を柔らかくする他、肌を引き締める収れん、拭き取ることで古い角質層や毛穴の汚れを落とすタイプも対象とした ・化粧水の剤型であってもオールインワン(2in1)タイプについてはモイスチャーに含め対象外とした | 保湿・柔軟 収れん 拭き取り |
乳液 | ・化粧水とクリームの中間的性質をもち、主に化粧水の使用後、水分・油分補給/柔軟を目的に使用される ・一般的に乳白色で多少の油分を含んだ化粧料 ・乳液の剤型であってもオールインワン(2in1)タイプについてはモイスチャーに含め対象外とした | 保湿 美白 UV(日中用乳液) |
美容液 | ・保湿、美白、老化防止など高い機能・効果を訴求するスペシャルケア化粧料 ・剤型としては透明・半透明の化粧水タイプから乳液タイプ、ジェルタイプ、クリームタイプなど多様である ・洗顔後すぐに使用し、その後の化粧料の浸透を高める導入(ブースター)美容液も対象とした | 保湿 美白 抗老化 ブースター UV(日中用美容液) その他 |
パック | ・皮膚の疲労回復や角質の除去を目的に集中ケアとして使用される化粧料 ・シートタイプについては顔全体に使用する全顔用と、目元など部分使用する部分用に分類した ・マッサージしながら一定時間(30秒~1分程度)肌になじませた後、洗い流す商品 ・クリーム、ジェル状のパック剤を肌に直接塗り、乾燥後はがす、こすり落とすタイプ ・「パック」の名称を用いたクリーム/ジェル状の剤型で塗布後の拭き取り/洗い流しが不要なものについては対象外とした | シートパック(全顔用) (大容量/小容量・個包装) シートパック(部分用) ウォッシュオフ その他(ピールオフ等) |
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カテゴリー | 定義 | 品目 | 品目定義 | 種類 |
フレグランス | ①一般にアルコールをベースに香料を溶かして作られ、香りを楽しむ他、体臭をカバーする化粧料 ②本稿では人体用のフレグランスのみを対象とし、ルームフレグランスやアロマオイルは対象外とする ③髪のみを対象とした髪につくニオイをマスキングしたり、ニオイそのものをカットするヘアフレグランスや、デオドラント効果のある制汗剤についても市場の対象外とする |
パルファン | ・賦香率15~30%、香り持続時間が5~7時間程度 | フローラル系 オリエンタル系 シプレー系 シトラス系 ウッディ系 その他 |
オードパルファン・オードトワレ | ・オードパルファン:賦香率10~25%、香り持続時間が5時間程度 ・オードトワレ:賦香率5~10%、香り持続時間が3~4時間程度 | フローラル系 オリエンタル系 シトラス系 グリーン系 フルーティ系 ウッディ系 ムスク系 その他 |
ライトフレグランス | ・賦香率5%以下 ・賦香率が5%以下のオーデコロンとノンアルコールフレグランス、ソリッドフレグランスを対象 ・ノンアルコールフレグランスのうち賦香率が5~10%のものは、オードトワレに分類した | フローラル系 オリエンタル系 シトラス系 フルーティ系 ウッディ系 ムスク系 その他 |
メンズフレグランス | ・賦香率に関わらず男性用、もしくはフレグランス以外の男性用スキンケアブランドから投入されているフレグランス製品 | フローラル系 シプレー系 シトラス系 フゼア系 フルーティ系 ウッディ系 ムスク系 その他 |
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<チャネル定義>
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対象業態 | 定 義 |
化粧品店、薬局・薬店 |
・化粧品店は法的区分がないため店舗数等の公的なデータがない。 ・本稿では化粧品企業と特約店契約を結んでいる単独店あるいは多店舗展開を行っている店舗とする。 ・なおドラッグストアに区分されない薬局・薬店も対象とする。 ・薬局・薬店とは薬事法で定められた「薬局」及び「一般販売業」「薬種商販売業」の許可が与えられた小売店であり、定義は以下の通りである。
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薬局 | 医薬品営業者(薬局、製造業、病院等)のうち、都道府県知事による開設許可を受け、薬剤師による店舗管理を行うもの。 |
一般販売業 | 医薬品販売業のうち、薬局同様に薬剤師による店舗管理を行うもの。但し卸売一般販売業に分類されるものは除く。 |
薬種商販売業 | 都道府県ごとに試験を行った上で、店舗開設許可を受けているもの。特定での薬品(厚生労働大臣指定)は販売できない。 |
・一般的には「一般販売業」及び「薬種商販売業」は総称して「薬店」と呼称される。
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ドラッグストア | ・本稿でのドラッグストアとは、化粧品メーカー各社が“ドラッグストア”と定義するチャネルを対象とし、実績値は各社の同チャネル実績から算出している。 ・ドラッグストアを営み医薬品、化粧品、生活便利品を扱う小売業。なお店舗数、売上等の基準は設けない。 |
量販店 | ・本稿での量販店とはGMSとスーパーを対象とする。 なお経済産業省「商業統計調査」は以下の分類である。
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業態 | 取扱商品 | 従業員数 | 売場面積 | セルフ方式 |
大型総合スーパー | 衣・食・住のそれぞれが10%以上70%未満 | 50人以上 | 3,000㎡以上(都特別区及び政令指定都市で6,000㎡以上) | 〇 |
中型総合スーパー | 衣・食・住のそれぞれが10%以上70%未満 | 50人以上 | 3,000㎡未満(都特別区及び政令指定都市で6,000㎡未満) | 〇 |
衣料品スーパー | 衣が70%以上 | - | | 〇 |
食料品スーパー | 食が70%以上 | - | | 〇 |
住関連スーパー | 住が70%以上 | - | | 〇 |
・同分類では取扱商品の販売金額ウェイトによって、総合スーパーと専門スーパーに大別されるが、GMSとSMとの明確な区分はない。
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百貨店 | ・本稿では以下の経済産業省「商業統計調査」に準ずる。大型百貨店、その他の百貨店を対象とする。
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業態 | 取扱商品 | 従業員数 | 売場面積 | セルフ方式 |
大型百貨店 | 衣・食・住の商品群のそれぞれ10%以上70%未満 | 50人以上 | 3,000㎡以上(都特別区及び政令指定都市で6,000㎡以上) | セルフサービス式の売場が売り場面積全体の50%未満 |
その他の百貨店 | 50人以上 | 1,500㎡以上3,000㎡未満(都特別区及び政令指定都市で3,000㎡以上) |
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メーカー直営店 | ●百貨店、通信販売を主体とするブランドや、ライフスタイル提案型ブランドの直営店舗を対象とする。 ・百貨店ブランドについてはテキスタイルやレザーグッズなどを主体とするブランド直営店で販売される化粧品についても本稿の対象とする。 ・通信販売ブランドについては卸経由で配荷が行われているケースや、セルフ販売の店舗/自動販売機については対象外とする。 ・ライフスタイル提案型ブランドについてはFC店も対象とするが、百貨店カウンターやコスメセレクトショップ、バラエティショップ等での展開は対象外とする。 |
バラエティショップ | ●バラエティショップは、化粧品、日用品、生活雑貨、アパレル、食品の5分野を取扱品目とし、希少性や話題性の高い商品を中心に定価販売を基本とする店舗を対象とする。 ●駅ビルや駅構内、ショッピングセンター内への出店が多くみられ、鉄道系企業の子会社が運営しているケースも多い。 |
CVS | ●本稿でのコンビニエンスストアは「商業販売統計」に準ずる。 ・500店舗(直営店やFC店、VC店など形態に関係なく)を有する企業。 ・飲食料品の他に日用雑貨、化粧品他を扱い、売場面積が30㎡以上250㎡未満で営業時間が14時間~終日の店舗を対象とする。 ・販売形態としては、セルフサービス方式を採用する店舗を対象とする。 ●なお「商業統計調査」では以下の定義である。 ・飲食料品の他に日用雑貨、化粧品他を扱い、売場面積が30㎡以上250㎡未満で営業時間が14時間~終日の店舗を対象とする。 ・販売形態としては、セルフサービス方式を採用する店舗を対象とする。 |
訪問販売 | ・本稿ではダイレクト販売であり、訪問販売にはポーラ、日本メナード化粧品等を代表とする紹介販売と日本アムウェイ、ニュースキンジャパン等を代表とするネットワーク販売で構成している。 |
通信販売 | ・本稿ではカタログ媒体とe-コマース等による自社で行うダイレクト販売を対象とする。 |
業務用 | ・本稿での業務用とは理・美容院を対象とする。 |
その他 | ・本稿では通販企業向けの卸売、ホームセンター、ディスカウントストア、コスメセレクトショップ、新業態などを対象とする。 |
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<販売実績の基準>
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■経済産業省「生産動態統計」の数値基準:①~⑤のいずれかであり、その基準はメーカーにより異なる。
■本調査の数値基準:②~⑦のいずれかの時点での出荷数値基準とし、区分別に代表企業例は下記参照。
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区 分 | 代表企業 |
①工場 → 本社 | 化粧品出荷統計の対象となっているが、当該資料では企業売上としてカウントした事例はない |
②メーカー→ 販売会社 | ポーラ、日本メナード化粧品、ナリス化粧品 訪販事業部などの訪問販売の化粧品企業 |
③メーカー→ 代理店 | 伊勢半、ピアス、ホーユー、マンダム等の一般化粧品企業 ライオン、ユニリーバ・ジャパン等のトイレタリー企業 ノエビア、エイボン・プロダクツ等 |
④メーカー→ 小売店 | 日本ロレアル ロレアル リュクス事業本部、ELCジャパン、シャネル等の外資系化粧品企業 アルビオン、イプサ、エキップ等 |
⑤メーカー→ ユーザー | ディーエイチシー、ファンケル、オルビス、再春館製薬所等の通販化粧品事業 |
メーカー → ディストリビューター | ネットワークで販売展開している日本アムウェイ、ニュースキンジャパン等 |
⑥販売会社→ 代理店 | ファイントゥデイ資生堂、クラシエホームプロダクツ等 |
⑦販売会社→ 小売店 | 資生堂、カネボウ化粧品、コーセー、P&G プレステージ、花王等の小売店とボランタリーチェーン契約している化粧品企業、資生堂フィティット、カネボウコスメット、コーセーコスメニエンス等 |
※ 本調査では資生堂ジャパン株式会社を介したカウンセリング事業については「資生堂」、セルフ事業は「資生堂フィティット」、代理店ルート事業は「ファイントゥデイ資生堂」と便宜上標記する。 |
※ ポーラ、日本メナード化粧品等の訪問販売の化粧品メーカーについては、販売会社が連結の対象となっていないことから、メーカーから販売会社への出荷金額を対象とする。 |
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