調査概要・目次
調査テーマ
『2020年版 業務・産業施設向けHVAC国内市場の全貌』
  ~コロナ禍が空調市場に与えた影響、高機能化/IAQ志向の高まりによる
   製品採用・開発トレンドの変化を詳細分析~
調査ポイント
1) 新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大の影響がおよぶ機器、期間をカテゴリー別に分析
2) 省エネに加え、換気、空気清浄、除加湿など、快適性・IAQ向上による新たなトレンド変化を分析
3) 巨大なストック市場の分析から、リニューアル時の熱源競合状況のトレンド変化を把握
調査対象
I. 総合分析編
<総括>
1. 業務・産業施設向けHVAC国内市場の全貌
2. HVAC市場の熱源別・施設用途別シェアの遷移
3. HVAC関連システムの採用トレンド
4. 施設リニューアル市場ポテンシャル分析
5. 新型コロナウイルス(COVID-19)の販売への影響
6. 快適性・IAQ向上に向けた開発動向
7. 高付加価値(AI/IoT関連等)付随サービスの採用動向
8. 冷媒規制の動向、及び熱源機器別の冷媒採用動向
9. 空調機器メーカーによる空調アズアサービスの展開状況
<集計>
1. 国内施設棟数・延床面積推移
2. 施設別規模別の施設棟数・延床面積および熱源容量(2019年ストック)
3. 市場規模推移(2018~2021年、2025年、2030年)
4. 新設・更新別シェア(2019年実績)
5. 用途別シェア

II. 施設用途別市場分析編(8品目)
事務所、店舗 、文教施設、病院・診療所、データセンター、産業施設、倉庫、地域熱供給

III. 個別機器市場分析編
A. 熱源機器(9品目)
チリングユニット、ターボ冷凍機、コンデンシングユニット、吸収式冷凍機(吸収式冷温水機)、パッケージエアコン、ビル用マルチエアコン、ガスエンジンヒートポンプエアコン、ボイラ(蒸気、温水)、冷却塔
B. 二次側機器(8品目)
エアハンドリングユニット、ファンコイルユニット、VAV/CAVユニット、ユニットクーラー、冷凍・冷蔵ショーケース、外気処理ユニット、全熱交換器、個別空調向け室内機
C. 快適性/IAQ機器(5品目)
単独運転加湿器、単独運転除湿機、単独運転空気清浄機、IAQセンサ、ウイルス除去用フィルタ
D. AI/IoT関連ほか(3品目)
BAS(Building Automation System)、遠隔モニタリング、フロン回収機
市場範疇
数値は年次ベース(1月~12月)とする。
調査方法
弊社専門調査員による対象先(参入企業、関連企業など)に対する直接面接取材を基本に、一部電話ヒアリングを実施した。特に出典の記載のない場合は富士経済調べの数値である。
調査期間
2020年8月~2020年10月
調査担当
株式会社富士経済 エネルギーシステム事業部
その他注記
  • 一部品目については、必要に応じて対象領域やデータの見直しを加えている(各品目市場定義の項に対象領域を明記)。
  • 市場規模の算出において「販売」はメーカー出荷分を指す。
  • シェアおよび前年比などの算出に際しては小数点以下4位の位において四捨五入による計算を行っている。
    従って、各項目のシェア合計値が100%を超過する場合、満たない場合があるが、合計値は100%と表記する。
  • 数表とグラフの「その他」構成比が前述の四捨五入処理の関係上、異なる場合がある。
  • 市場規模の表記において市場のないものは「―」と記した。
  • 容量の単位換算は以下を用いた。
  •  1USRT=3.52kW、1t/h=626.94kW、1冷却トン(冷却塔)=4,535kW、1馬力=1HP=2.8kW※
  •  ※コンデンシングユニット、ユニットクーラー、冷凍・冷蔵ショーケース(内蔵型)、単独運転除湿機では1馬力=1HP=0.75kW
  • 施設用途別市場分析編ではフロー、ストック共に「事業所数」ではなく「建物棟数」を基準とした。延床面積も「建物棟数」をベースとした。
  • 施設用途別市場分析編の市場規模推計方法は以下である。

    <事務所>
  • フローは国土交通省「建築着工統計」の使途「事務所」をベースに将来予測を行った。
  • ストックは国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の「事務所」を民間事務所のベースとし、総務省「公共施設状況調」および財務省「国有財産レポート」により国・地方公共団体の「庁舎」を加えて推計した。
  • 国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の200㎡未満の面積は、200㎡未満の棟数に一律150㎡を乗じることで推計した。

    <店舗>
  • フローは国土交通省「建築着工統計」の使途「店舗」をベースに将来予測を行った。
  • ストックは国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の「店舗」をベースとした。
  • 国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の200㎡未満の面積は、200㎡未満の棟数に一律150㎡を乗じることで推計した。

    <文教施設>
  • フローは国土交通省「建築着工統計」の使途「学校の校舎」をベースに将来予測を行った。
  • ストックは文部科学省「学校基本調査」における小学校、中学校、高等学校、大学の数を対象とし、校舎・屋内体育館・寄宿舎の合計施設数(仮設および間借り校舎は含まない)を推計した。

    <病院・診療所>
  • フローは国土交通省「建築着工統計」の使途「病院・診療所」をベースに将来予測を行った。
  • ストックは厚生労働省「医療施設動態調査」における病院、診療所、歯科診療所を対象としたが、ビルにテナントとして入居している診療所などは除いた。

    <データセンター>
  • フローおよびストック共に富士キメラ総研「データセンタービジネス市場調査総覧2020年版<市場編>」をベースに将来予測を行った。規模別ストックは同資料のデータセンターリストをベースとして推計した。

    <産業施設>
  • フローは国土交通省「建築着工統計」の使途「工場及び作業場」をベースに将来予測を行った。
  • ストックは国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の「工場敷地内の建物」をベースとした。

    <倉庫>
  • フローは国土交通省「建築着工統計」の使途「倉庫」をベースに将来予測を行った。
  • ストックは国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の「倉庫」をベースとした。
  • 国土交通省「法人土地・建物基本調査(H30年)」の200㎡未満の面積は、200㎡未満の棟数に一律150㎡を乗じることで推計した。

    <地域熱供給>
  • フローおよびストック共に推計・将来予測を行った。

    ●本市場調査資料における主な略称は以下である。
    正式名称略称表記
    チリングユニットチラー
    パッケージエアコンPAC:Packaged Air Conditioner
    ビル用マルチエアコンVRF:Variable Refrigerant Flow systems
    ガスエンジンヒートポンプエアコンGHP:Gas engine driven Heat Pump
    吸収式冷凍機(吸収式冷温水機)吸収式冷凍機
    ボイラ(蒸気、温水)ボイラ
    エアハンドリングユニットAHU:Air Handling Unit
    ファンコイルユニットFCU:Fan Coil Unit
    VAV/CAVユニットVAV:Variable Air Volume system
    CAV:Constant Air Volume system
    冷凍・冷蔵ショーケースショーケース
    ヒートポンプ式エアハンドリングユニットHP式AHU
    ビルディングオートメーションシステムBAS:Building Automation System
    電気モーターヒートポンプEHP:Electric Heat Pump
    ヒートポンプ式チラーHPチラー
    総合スーパーGMS:General Merchandise Store
    コンビニエンスストアCVS:Convenience Store
    ハイドロクロロフルオロカーボンHCFC
    ハイドロフルオロカーボンHFC
    ハイドロフルオロオレフィンHFO
    エネルギーマネジメントシステム/サービスEMS
    室内空気質IAQ:Indoor Air Quality
     
     
     
    目   次
     
    ..
    Ⅰ.総合分析編.
    .
    ..
    <総括>.
    .
    ....
    1.業務・産業施設向けHVAC国内市場の全貌.
    .
    ......
    1)HVAC国内フロー市場の推移(2018~2021年、2025年、2030年).
    .
    5
    ......
    2)主要機器フロー市場の推移(2018~2021年、2025年、2030年、熱源機器/二次側機器).
    .
    6
    ......
    3)熱源機器ストック容量市場の推移(2018~2021年、2025年、2030年).
    .
    7
    ....
    2.HVAC市場の熱源別・施設用途別シェアの遷移.
    .
    ......
    1)2019年の施設用途別・採用熱源ボリュームマップ.
    .
    8
    ......
    2)2030年の施設用途別・採用熱源ボリュームマップ.
    .
    10
    ....
    3.HVAC関連システムの採用トレンド.
    .
    ......
    1)空調方式・熱源の採用トレンド(2019年、2030年、フロー/ストック).
    .
    12
    ......
    2)施設規模別空調方式・熱源採用状況.
    .
    14
    ......
    3)熱源機器別の容量帯と施設用途の関係性.
    .
    15
    ......
    4)二次側機器の棲み分け、競合状況.
    .
    16
    ....
    4.施設リニューアル市場ポテンシャル分析.
    .
    17
    ....
    5.新型コロナウイルス(COVID-19)の販売への影響.
    .
    ......
    1)新型コロナウイルス(COVID-19)のHVAC市場への影響.
    .
    18
    ......
    2)機器及び需要分野別の影響.
    .
    20
    ....
    6.快適性・IAQ向上に向けた開発動向.
    .
    ......
    1)快適性・IAQ向上に向けた開発動向の全体俯瞰.
    .
    26
    ......
    2)機器別主要メーカーの主な開発動向.
    .
    27
    ....
    7.高付加価値(AI/IoT関連等)付随サービスの採用動向.
    .
    ......
    1)高付加価値化の全体像.
    .
    32
    ......
    2)高付加価値(AI/IoT関連)付随サービスの採用傾向.
    .
    33
    ......
    3)AI/IoTサービスの普及に向けて.
    .
    34
    ......
    4)機器別主要メーカーの主なAI/IoT関連の開発・製品展開動向.
    .
    35
    ....
    8.冷媒規制の動向、及び熱源機器別の冷媒採用動向.
    .
    ......
    1)日本国内における冷媒規制の概要.
    .
    40
    ......
    2)熱源機器別の冷媒採用状況と今後の変化(2020年、2025年).
    .
    42
    ....
    9.空調機器メーカーによる空調アズアサービスの展開状況.
    .
    ......
    1)空調アズアサービスの概要.
    .
    44
    ......
    2)空調アズアサービスの国内フロー市場(2018年~2021年、2025年、2030年).
    .
    44
    ......
    3)空調機器メーカーの参入状況.
    .
    46
    ......
    4)空調機器メーカー側のメリットと課題.
    .
    46
     
    ..
    <集計>.
    .
    ....
    1.国内施設棟数・延床面積推移.
    .
    ......
    1)フロー市場(2018~2021年、2025年、2030年).
    .
    51
    ......
    2)ストック市場(2018~2021年、2025年、2030年).
    .
    53
    ....
    2.施設別規模別の施設棟数・延床面積および熱源容量(2019年ストック).
    .
    ......
    1)規模別施設棟数・延床面積.
    .
    55
    ......
    2)規模別熱源容量・熱源容量原単位.
    .
    57
    ....
    3.市場規模推移(2018~2021年、2025年、2030年).
    .
    ......
    1)熱源機器フロー市場.
    .
    59
    ......
    2)熱源機器ストック市場.
    .
    62
    ......
    3)二次側機器フロー市場.
    .
    64
    ......
    4)快適性/IAQ機器フロー市場.
    .
    66
    ......
    5)AI/IoT関連ほか市場.
    .
    67
    ....
    4.新設・更新別シェア(2019年実績).
    .
    ......
    1)熱源機器フロー市場.
    .
    69
    ......
    2)二次側機器フロー市場.
    .
    70
    ......
    3)快適性/IAQ機器フロー市場.
    .
    71
    ....
    5.用途別シェア.
    .
    ......
    1)熱源機器フロー市場(2019年実績).
    .
    72
    ......
    2)熱源機器ストック市場(2019年、2025年、2030年).
    .
    76
    ......
    3)二次側機器フロー市場(2019年実績).
    .
    78
    ......
    4)快適性/IAQ機器フロー市場(2019年実績).
    .
    81
    ......
    5)AI/IoT関連ほかフロー市場(2019年実績).
    .
    82
     
     
    ..
    Ⅱ.施設用途別市場分析編.
    .
    ....
    1.事務所.
    .
    85
    ....
    2.店舗.
    .
    91
    ....
    3.文教施設.
    .
    97
    ....
    4.病院・診療所.
    .
    103
    ....
    5.データセンター.
    .
    109
    ....
    6.産業施設.
    .
    115
    ....
    7.倉庫.
    .
    121
    ....
    8.地域熱供給.
    .
    127
     
     
    ..
    Ⅲ.個別機器市場分析編.
    .
    ....
    <熱源機器>.
    .
    ......
    1-1.チリングユニット.
    .
    137
    ......
    1-2.ターボ冷凍機.
    .
    144
    ......
    1-3.コンデンシングユニット.
    .
    150
    ......
    1-4.吸収式冷凍機(吸収式冷温水機).
    .
    158
    ......
    1-5.パッケージエアコン.
    .
    164
    ......
    1-6.ビル用マルチエアコン.
    .
    171
    ......
    1-7.ガスエンジンヒートポンプエアコン.
    .
    177
    ......
    1-8.ボイラ(蒸気、温水).
    .
    183
    ......
    1-9.冷却塔.
    .
    190
     
    ....
    <二次側機器>.
    .
    ......
    2-1.エアハンドリングユニット.
    .
    197
    ......
    2-2.ファンコイルユニット.
    .
    202
    ......
    2-3.VAV/CAVユニット.
    .
    207
    ......
    2-4.ユニットクーラー.
    .
    212
    ......
    2-5.冷凍・冷蔵ショーケース.
    .
    216
    ......
    2-6.外気処理ユニット.
    .
    222
    ......
    2-7.全熱交換器.
    .
    228
    ......
    2-8.個別空調向け室内機.
    .
    234
     
    ....
    <快適性/IAQ機器>.
    .
    ......
    3-1.単独運転加湿器.
    .
    241
    ......
    3-2.単独運転除湿機.
    .
    245
    ......
    3-3.単独運転空気清浄機.
    .
    249
    ......
    3-4.IAQセンサ.
    .
    253
    ......
    3-5.ウイルス除去用フィルタ.
    .
    257
     
    ....
    <AI/IoT関連ほか>.
    .
    ......
    4-1.BAS(Building Automation System).
    .
    263
    ......
    4-2.遠隔モニタリング.
    .
    267
    ......
    4-3.フロン回収機.
    .
    270