『With/After COVID-19におけるパワーデバイス市場へのインパクト検証と将来予測』
・パワーデバイス市場は、中国や欧州の景気悪化や米中貿易摩擦の影響によって、産業分野向けの需要は停滞傾向にあった。しかし、自動車の電動化の進展、5G通信の本格化など堅調な需要を維持しているアプリケーションもあり、2020年後半以降の市場拡大が見込まれていた。
・そのような状況の中で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行によって、主要各国で非常事態宣言が発令、経済活動自粛を余儀なくされている。これにより、様々な産業に影響を及ぼしており、パワーデバイス市場についても、当初の予測よりも大きく下回る可能性が出てきている。
・また、主要パワーデバイスメーカーは、後工程拠点などを東南アジアなどに構えているものの、これらのエリアのロックダウン(都市封鎖)によって、完成品、もしくは材料の調達を困難にしており、今後のサプライチェーン動向への影響も懸念される。
・本調査は、2020年2月に刊行した「2020年版次世代パワーデバイス&パワエレ関連機器市場の現状と将来展望」のアップデート版として、新型コロナウイルス感染症がIGBTモジュールやパワーMOSFETなどの主要パワーデバイス市場にどの程度の影響を及ぼしたかを把握し、「After COVID-19」市場の中長期的な予測を行う。また、主要メーカーの生産拠点・動向への影響、SiCやGaNパワーデバイスなどの動向を把握することを目的とした。
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調査対象予定品目 | パワーMOSFET:低耐圧パワーMOSFET / 高耐圧パワーMOSFET パワーモジュール:IGBTモジュール/ インテリジェントパワーモジュール 次世代パワーデバイス:SiC-SBD / SiC-FET / SiCパワーモジュール/ GaNパワーデバイス/ 酸化ガリウムパワーデバイス |
調査対象予定企業 | 三菱電機/ 富士電機/ 日立パワーデバイス/ ルネサスエレクトロニクス/ 東芝デバイス&ストレージ/ サンケン電気/ 新電元工業/ ローム/ FLOSFIA / ノベルクリスタルテクノロジー/ Infineon Technologies / ON Semiconductor / STMicroelectronics / SEMIKRON International / Vishay Intertechnology / Wolfspeed / Transphorm / Efficient Power Conversion など |
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富士経済専門調査員による対象企業への直接ヒアリングを行い、必要に応じて文献情報等による情報収集を行った。
2020年7月~2020年8月
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.. | .. | .. | .. | ②パワーモジュール(IGBTモジュール・インテリジェントパワーモジュール) | . |
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.. | .. | 2. 主要パワーデバイスメーカーへの影響と今後の方向性 | . |
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.. | .. | 4. 次世代パワーデバイスへの影響と今後の方向性 | . |
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